JALカードSuicaのメリット・デメリットはこれだ!!~乗り鉄に使いこなせるか?~
どうも。こんばんは。
JALカードって本当にいろんな種類のカードがありますよね。
リンクを以下に貼っておきますが、普通カードだけで9種類もあります。
普通カード(カードの種類) - JALカード
(発行会社は三菱UFJニコス、JCBカード、VIEWカード。上位ランクになるとダイナースもあります)
さらにカードのランクも、
一般カード、CLUB-A、CLUB-Aゴールド、プラチナの4種類。
それぞれ、WAONと紐付けできたりできなかったり、Suicaがついていたり、アドオンマイルがもらえたりもらえなかったり…などなど。
紹介し始めるとキリが無いくらい話ができるのですが、
今回取り上げるのはJALカードSuicaで
JALマイレージバンクとVIEWカードと一体型のカードです。
一般カードではなく、ひとつ上のCLUB-Aカードですが私も持っています。
このカードですが、JALカードと言うこともありほかのカードと同様200円で1マイル(別途3240円払ってショッピングマイルに加入もしくはゴールドカードは100円1マイル)
が基本なのですが、Suicaのチャージや切符の購入時にはJREポイントが1000円につき15ポイントたまるという少々癖の強い仕様になっています。
通常のJREのポイントカードと同様に、JREポイントが貯まる店でJREポイントを貯めることができます。
貯まった、JREポイントはJALカードSuicaであれば1500ポイントで500マイル(ショッピングマイル加入orゴールドカードは1000マイル)に交換できるため、
実質0.5 or1.0 %の参る還元率を誇っており
還元率の意味ではJREポイントをJALマイルに等価交換できます。
ただ有名な陸マイラーのサイトなどでは評判があまりよくなく、
オススメされていないカードとなっています。
そこで、鉄道にも飛行機にもよく乗っていて、
実際にこのカードを使用してマイルも貯めている私なりにメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
JALカードSuicaのデメリット1~JMB WAONのクレカチャージが使えない~
JALカードでマイラーの方が活用されているカードにJMB WAONカードがあります。
このカードの魅力は200円の利用ごとに1マイルためることができ、
またクレカチャージの際にショッピングプレミアム入会で100円1マイル貯まるので、
合計で200円3マイル貯めることができます。
ただ、すべてのJALカードでクレカでのチャージができるわけでもなく、
下記のようにクレカチャージができるカードが限られています。
種類 | Master | VISA | JCB | Suica | Tokyu ClubQ VISA | Tokyu ClubQ Master | OP(小田急) | AMEX | ダイナース |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
WAONクレカチャージ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | × | × |
確かにWAON利用時のマイル還元率が大きく、
それが生かせないSuicaはデメリットになると思います。
ただ、ほかのカードに無い特徴としてSuicaが利用でき、Suicaでの還元率がショッピングマイルに加入していれば1.0 %のマイル還元率なので、
これ自体はそこまで悪いものでもありませんし、WAONと比べるとSuicaが利用できるシーンのほうが圧倒的に多く、Suicaが通常のJALカードの還元率と等価で使えると言うのは大きなメリットと考えております。
WAONを選ぶと大きく得をするケースとして考えられるのは、
個人事業主などで税金を自分で払うケースになると思います。
現状電子マネー(間接的にカード払い)で払う方法がセブンイレブンのnanacoまたは、ミニストップでWAONなので、
税金の支払いをする場合はWAONでのマイル獲得が大きいので、こちらを選ぶべきです。
また、AEONが近くにあるケースや、WAONが使えるローソンやミニストップをよく使用されるケースであればSuicaではなくWAONが使える方を選ぶべきだと思います*1。
逆に、WAONが使えるケースが少なくかつJR東日本管内に住んでいて鉄道を使う場面が多い人はSuicaがオススメということになります
(パスモが使える小田急や東急のカードもありますが、JALカードSuicaの方が交通系電子マネーの還元率は上です)。
JALカードSuicaのデメリット2~JREポイントがウザい~
次に取り上げる内容として、これはマイル、これはJREポイントという形で癖の強い仕様です。
基本的にほかのJALカードで切符や定期を買った場合は直接最大1 %の還元率でマイルが付与されるのに対して、
JALカードSuicaだと等価分のJREポイントに一回換算され、それを1500ポイントごとにマイルに交換する仕組みとなっています。
これは一見ウザい感じがしますが、隠れたメリットがあります。
マイルは有効期限が3年なのに対し、JREポイントは獲得or利用から2年なので、カードを使い続ける限り実質無期限でポイントを貯めることができます。
JREポイントが無期限であること、1500ポイントごとのマイル交換ということから考えると
JALカードSuicaを使う上で重要になるのは、なるべくJREポイントで貯めてそれをドカンとマイルに交換することでしょう。
このカードを発行したからには、Suicaが使える店ではできるだけSuicaで決済をしJREポイントをガンガン貯めていくことでしょう*2
えきねっとで最大マイル還元率10 %?
JALカードSuicaでマイルを貯める上で、えきねっとの活用があります。
www.eki-net.com
こちらのリンクに記載のとおり、えきねっとでは指定券の予約で30えきねっとポイント得ることができます。
このえきねっとポイントは1えきねっとポイントあたり2.5ポイントのJREポイントと交換することができます。
これをショッピングマイル加入のJALカードで換算すると
30×2.5÷1500×1000=50マイル
分となります。
いまここでどのくらいのマイル数が得られるか2つの切符を例に考えてみましょう。
こちらにあげた2枚の切符はどちらもえきねっとで予約した新幹線と快速列車の座席指定券でどちらも指定席券です。
・仙台~東京…東北新幹線の指定席券11400円
・東京~大垣…快速列車の指定席券 520円
どちらも指定席券なので、同じ30えきねっとポイントとなります。
獲得マイル数
・新幹線…11400÷100(カード決済分マイル)+50=164マイル(マイル還元率約1.44 %)
・快速列車…500÷100(カード決済分マイル。10円単位切捨て)+50=55マイル(マイル還元率約10.6 %)
となり、安い指定席券の場合かなり大きいマイル還元率となります。
えきねっとで、快速列車の指定席券や、あまり高くない特急券を沢山取得する場合は
えきねっとでのマイル還元率が大きく、大変有益なカードとなります。
逆に遠距離の新幹線などをメインで取得される場合はそこまで還元率が大きくないということになります。
まとめ
まとめるとJALカードSuicaがオススメできる人できない人は以下のとおりになります。
×作るべきじゃない人
・JR東日本管内に住んでいない人
・WAONを身の回りで沢山使える人。特に税金等の振込みがある人
・JRの利用が多くない人。利用しても多くが定期または新幹線など高額の乗り方がメインな人
・Suicaが身の回りで使えない人
・JAL便にものすごい回数乗る人
→今回触れなかったですが、CLUB-A ゴールドAMEX以上で航空券購入でアドオンマイルがもらえるのでそちらがオススメ。
保険等も充実しています。
○作るべき人
・WAONを使える頻度が少ない、JR東日本管内に住んでいる人
・指定席券や、特急指定券など安価の指定席の切符をえきねっとで高頻度で発券する人
・鉄道の利用をマイルに変えたい人
正直一般カードでも年会費2160円、ショッピングマイルに入ればもう3240円とVIEWカードの中では
高い年会費のカードになるので、鉄道をお得に乗りたいという人は他のVIEWカードを作ったほうがいいですが、鉄道の利用をガンガンマイルに変えて生きたい人にはオススメのカードとなります。
JREポイントのマイル交換単位を考えるとなるべくJREポイントを稼ぐべく、
Suicaの利用をメインに普段から決済するには非常にいいカードだと思います。
それでは。