まだ見たことのないところへ

旅行のことをメインに時々身の回りで体験したライフイベントについて書きます

SL/ELレトロ碓氷の見どころをご紹介

どうも。こんばんは。

先日信越本線のSLレトロ碓氷とELレトロ碓氷に乗ってきましたので
その紹介をいたします。

SLレトロ碓氷・ELレトロ碓氷とは

SLレトロ碓氷、ELレトロ碓氷ともワンセットの列車で片側にSL、
反対側にEL(電気機関車)がついている列車となっています。
本来SLは終着駅に着いたら折り返すために、
転車台を使って向きを変えて運転しますが、
もう片側にELをつけておくことで、帰りはそちらが客車を引っ張って運転する仕組みになっています。
また客車は旧型客車を用いています。

運転区間信越本線の高崎~横川駅までで私が乗ったときの時刻表はこんな感じでした。

行き(下り)
SLレトロ碓氷

時刻
高崎 9:47
安中 10:12
磯部 10:26
横川 10:49


帰り(上り)
ELレトロ碓氷

時刻
高崎 15:15
安中 15:36
磯部 15:59
横川 16:18

運行日によって上り、下りのどちらがSLになるかは変わりますので、
プレスリリース等確認してください。
また運行日によっては客車が異なるSL碓氷、EL碓氷が運行されることもあります。

車両

車両は前述のとおり片側にSL、反対側にELがついております。
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また、旧型客車となっており、懐かしさというより私くらいの年代だと新鮮さが感じられます。
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冷房はありませんので、暑かったら窓を開けるスタイル。
窓も両端のつまみをつまんで持ち上げるスタイル。
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そしてシートのテーブルにはこのような栓抜きがついています。
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どうせなら、コーラの瓶でも持ってきて使ってみたいですね(って売ってないかw)。

なつかしの車内の扇風機。
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こちらはトイレの空き状況を知らせるランプ。。便所と言う表現に時代を感じます。。
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そして国鉄時代の地図が張られています。
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オススメ座席について

座席は4人がけのボックスシートでひとつの区画に同じ座席番号でA~D席まで割り振られています。
なので、下りの場合進行方向右側が偶数番号、左側が奇数番号となります。
天気が悪くなければ上り下りとも奇数番号側から妙義山が見れるので若干オススメではあるのですが、
正直大きな違いはないように感じますのであまり神経質にならなくてもよいと思います。
座席表からの指定は、2018年9月現在えきねっとではできなく、
指定席券売機ではできることが確認できたので座席指定がしたい場合は、指定席券売機または窓口で購入する必要があります。

客層と混雑状況は

私が乗った日がシルバーウィークの3連休中ということもあり、
客層は行きのSLは鉄道ファンと言うよりも家族連れ、特に小さい子供連れた方が多かったです。

ただ、帰りのELは若干家族連れの層が減って相対的に鉄道ファンっぽい方が増えた印象があります。
混雑具合も段違いでSLの方が混んでいました。
SLの方はボックス席がほとんど埋まっているような状態で、私も小さい子供家族連れの方と一緒になったのですが、
帰りのELはボックス席を一人で占有できたので快適でした。
帰りがSLの場合は違うかもしれませんが、のんびり旧型客車に揺られたい場合はSLを避けて、ELだけに乗るのも手だと思います。
それでも雰囲気を味わうには十分だと思います。

見所

停車時

なんといっても停車時に写真を撮られる方も多く車両の外見を楽しむと言えば停車時となります。
私が乗ったダイヤでは、始発&終着駅の高崎駅と横川駅に加えて途中安中駅で長時間の停車がありました。
そこで写真撮影をしている方も多かったです。

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ただ、SLを撮影しようにもかなり混雑していてきれいに撮るのは至難の業です(EL側や客車の撮影はまだマシ)。
特に高崎駅では、SLに乗らない方もスマホなどを取り出して撮影をしていて、
規制が入っているレベルで混雑していたのできれいに撮るのは絶望的かと思います。
もし、人が入っていないようなSLを撮影されたい方は帰りの横川駅に早目に行き撮影するのがよろしいかと思います。

車内でのイベント

車内ではジュースやお弁当などの車内販売に加え行きのSLでは特性トレカの配布や、
帰りのELでは子供車掌体験といって、実際にお子さんが車内放送を体験できるイベントが実施されていました。
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私が当てたトレカがこちら
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D51とD61の重連運転のカードでした。
若干写真だとわかりにくいですが、
上側のSL GUNMAっていう文字がシルバーになっていますがどうやらこれはレアカードらしく出る確率が低いカードらしいです。
目の前の子供を尻目にレアカードを当てるおばさん…大人げないw

帰りの車掌体験は子供限定ですが、横川駅のホーム上で募集がかかっていたのでお子様連れの方は参加されてはどうでしょうか。
いい思い出になると思いますよ。

車窓から見える妙義山

下りの場合松井田~西松井田(横川駅の一駅手前)あたりで、車窓左側から妙義山を拝むことができます。
私が乗ったときは天気もあまりよくなく、
進行方向逆側に座っていて写真を撮れなかったのですが、
日本三大奇形の山とも言われている山で、なかなか独特な形をしています。
www.tomioka-silk.jp
上記ホームページなどで山の形をあらかじめ予習して、実際の車窓で確かめてみるのも面白いですよ。

終点横川

終点横川では地元の高校生の太鼓が出迎えてくれます。なかなかの迫力です。
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また、ホームからは信越線で現在使われている211系との並びを拝むことができます。
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そしてせっかく横川に来たのだから、楽しまない手は無いです。
歴史好きの方なら付近に、旧中山道の碓氷関所跡などがあるので街歩きを楽しめますし、
鉄道好きなら、家族連れなら鉄道文化むら、
ハイキング好きなら、信越本線廃線跡でめがね橋や熊ノ平など見所が沢山です。
半日ですべて回るのは難しいのでどれかを選んでプランを組んでおくことをオススメします。

切符

今回は都心からのアクセスだったので、休日おでかけパスを使用して横川まで向かいました。
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写真左側が行きの切符、右側が帰りの切符です。
休日おでかけパスの区間神保原までなのでここまでは一日乗り放題ですが、
はみ出る分の神保原からの切符は別途購入(もしくは目的地で精算)する必要があります。
高崎で切符を割っているのは、途中下車する用事があったためで基本的には分ける必要はありません。

通常通り乗車券の値段は山手線区間から横川まで乗った場合。
 2268(山の手線内~横川)×2=4536円
一方で休日おでかけパスを使った場合
 2670+760×2 (神保原~横川往復) =4190円

と少しだけですが、切符を安くあげることができます。
特に都心から高崎方面の日帰りだと、休日おでかけパスとの併用で乗車券代を下げることができるケースが多いので覚えておくとよいかと思います。

また、今回SL車内で押してもらった検札印と、横川駅での無効印はこんな感じ。
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SL車内でSLの絵が描かれたスタンプとなっており、横川駅では近くにあるめがね橋をモチーフにした無効印となっています。

まとめ

いかがでしたか。
今回はSLレトロ碓氷、ELレトロ碓氷の記事でした。
列車に乗っている時間は1時間足らずと決して長くは無いのですが、横川には見どころも多く
手段として乗ってみるのも楽しいと思います。
子供連れの場合には飽きないようなちょうどよい時間だとも思います。

それでは。