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特急はやとの風に乗って日本一の駅弁かれい川弁当を食べよう(2018/08/04)

どうも。こんばんは。

 

九州シリーズ2回目です。

今回は特急はやとの風の紹介です。こちらもなかなかすばらしい列車でした。

 

JR九州は面白い観光列車が沢山ありますよね。。。

 

 

はやとの風とは

はやとの風は吉松~隼人~鹿児島~鹿児島中央と走る特急です。

由松~隼人間は肥薩線、隼人~鹿児島間は日豊本線、鹿児島~鹿児島中央間は鹿児島本線となります。

 

吉松駅での接続の様子は2018年現在は以下のような感じです。

 ○下り

  いさぶろう1号 11:22 → はやとの風1号 11:25

  いさぶろう3号 14:48 → はやとの風3号 15:01

 ○上り

  はやとの風2号 11:11 → しんぺい号2号  11:49

  はやとの風4号 14:54  →     しんぺい号4号  15:16

    *いさぶろう・しんぺい号は下りがいさぶろう、上りがしんぺい号という名前になっています。

 

いさぶろうの記事はこちらから。こちらもすばらしい列車です。

www.irizanu888.com

下の写真は乗ったときの吉松駅の様子ですが、真ん中の赤い列車がいさぶろう(ここまで載ってきた列車)、右に止まっているのがはやとの風となります(これから乗る列車)。

乗り換えも隣のホームに行くだけなので楽チンでした。

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このときは、いさぶろう1号→はやとの風1号の接続でしたが、最も時間が短くいい接続ですが、

逆に言えば吉松駅の周辺の散策は一切できないので、どちらの列車にも乗りつつ吉松周辺を散策したいのであれば、

上りで行ってみるのも検討の余地アリだと思います。

 

また、はやとの風ですが、現在は毎日運行しているわけではなく臨時列車となっています。

基本的に週末であれば大体運行していますが、平日は運行していないことが多いので、

ホームページなどで運行日を確認しておきましょう。

www.jrkyushu.co.jp

はやとの風ですが、オススメの座席は下りであれば進行方向左側、上りであれば進行方向右側になります。

どちらもA席とB席側となります(1号車の1番席と2番席はA~D席でボックスシートになっているので、1番席が左側、2番席が右側になっていることに注意)。

紹介した側が海側になっていますので、錦江湾のすぐそばを走る様子が見ることができます。

ただこの列車は各車両ごとに別途展望席がついているのでこだわるべきかというところではありますが。

 

車両

車両はキハ40系の改造車を用いています。

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いさぶろうが赤基調だったのに対し、黒基調の塗装となっています。

なかなかかっこよくて個人的に好きな見た目です。

車内はこんな感じです。

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いわゆる二人がけのシート席なのですが、2列ごとにパーテーションがあるのが特徴です。

ボックスシートはこんな感じ。

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4人で使うにはテーブルが小さいかなという気がします。

必要に応じてサイドテーブルが肘掛の部分から取り出せるのでそちらを使うことになると思います。

 

見どころ

大隅横川駅

大隅横川駅は、1903年に開業した肥薩線の駅で、駅舎は後述する嘉例川駅と並ぶ古いものとなっています。

こちらでは4~8分程度停車時間がとられますので、軽く散策することができます。

駅舎はなかなか趣のあるレトロな駅舎です。

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そして、駅舎の柱にはこのような穴が空いています。

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これは大戦中に攻撃を受けた機銃掃射弾の跡で近くで見ると実際に貫通しています。

近くに機関車の整備工場があり、そこを狙った連合国軍が執拗に攻撃をしかけた爪あととなっています。

嘉例川駅

嘉例川駅1903年に開業した大変歴史のある駅で、駅舎は県内最古のものとなっております。

また、嘉例川駅ではある程度の停車時間を取ってくれますので、

駅構内など散策ができるようになっています。

駅舎はこんな感じ。肥薩線の駅は嘉例川に限らず積極的に昔ながらの駅舎を残して、

お客さんに来てもらおうという気概が感じられます。

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駅舎の中はこんな感じ。

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ここでは有名な駅弁が売られています。それは後ほどご紹介します。

 

百年の旅物語「かれい川」

はやとの風といえば、先ほども触れた嘉例川駅で売られている駅弁の百年の旅物語「かれい川」です。

霧島市の業者森の弁当 やまだ屋 が作成されている駅弁となっています。

こちらの駅弁駅弁グランプリで1位になるなど大変人気の駅弁で、

わざわざ車で買いに来る人もいるのだとか。

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中身はこんな感じです。

  •  ご飯…霧島市の「ひのひかり」に嘉例川にて原木栽培した椎茸、竹の子の炊き込みご飯。
  •  ガネ…紅さつまいもの天ぷら。野菜の水分だけで揚げる。
  •  千切り大根の煮物…千切り大根とこんにゃくの煮物。
  •  味噌田楽…ナスとかぼちゃの麦味噌の田楽。
  •  酢の物…大根とにんじんの酢の物。
  •  嘉例川コロッケ…椎茸と竹の子を混ぜ込んだコロッケ。

 味はもちろんのこと、非常にボリュームがありこれだけでおなかか一杯になるくらいありました。

 こちらのかれい川弁当ですが、先ほどご紹介した嘉例川駅で土日祝日であれば購入することができます。

ただ、売り切れ御免のため、確実に購入したい場合はJR九州旅行の店頭(乗車二日前までに)、または電話にて予約することができるので、そちらを使うことをオススメします。

実際に私はJR九州旅行に電話にて事前予約をしました。

電話にて予約をすると、ゆうぱっくで引換券を郵送してくれました。送料はこちらの負担でした(東京まで1080円でした)。

即日中に準備してくれ、次の日には家に届いたのでよほど直前でなければ何とかなると思います。引換券は車内でお弁当と交換してくれます。

 

錦江湾

錦江湾が見えてくると鹿児島が近づいてきます。錦江湾のすぐ傍を走るのも、この列車の車窓の見所です。

 

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最初は車窓はこのような田園風景が続くのですが、次第に海が見える景色に変わっていきます。

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植生も南国って感じですよね。ちょうど訪れたのが8月だったので景色が映えます。

こういった感じで桜島が見えたりも。

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海が見えてきてしばらくすると列車は終点鹿児島中央駅に到着します。

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下り経路で来ると、鹿児島中央の人の多さと活気にびっくりします。

この列車乗ったときは八代からいさぶろう1号と、はやとの風と乗ってきたのですが、

それまでの昔ながらの駅舎や、山の風景から一変して、鹿児島中央の周辺は都会的なところになります。

 

 まとめ

今回ははやとの風の紹介でした。

並べて紹介したいさぶろうと比較すると、観光列車の色合いは若干薄く、

乗り換えのためか途中駅から乗ってきたり、降りたりという人も結構いて

地元の移動手段としての機能も果たしているんだなぁと言う感じを受けました。

正直観光列車としてはいさぶろうほどのインパクトはなかったのですが、

駅弁を食べたり山の雰囲気や田園の雰囲気、海の雰囲気をのんびり味わいながら乗れる列車でした。