岐阜長良川の鵜飼のレビュー
どうも。こんばんは。
2018年の夏青春18切符を使って0泊2日という強行スケジュールで岐阜まで鵜飼を見に行ってきました。
朝5時に起きて東京駅から上野・東京ラインに乗り込み、
途中寄り道をしつつも東海道線をひたすら乗り継いで岐阜まで向かい周辺散策をして夜鵜飼の見物をして
帰りはムーンライトながらで帰ってくるというなかなか無茶な計画で行ってきました。
お盆時期に行ったので、混んでいてよく見えなかったり
多少残念なところもあったのですが、今回はその長良川の鵜飼の紹介です。
鵜飼とは
鵜飼とはご存知の方も多いかと思いますが、
鳥の一種の鵜を使って鮎などの魚を取る漁法のことです。
船上で火をたいて、鮎をおびき寄せた状態で
鵜に鮎を飲み込ませて、魚を取ります。
鵜の首元は紐で締められていて胃の中までは入らないようになっていて、
取った魚は吐き出させて獲る仕組みになっています。
こちらは実際に長良川の鵜飼で私が撮った写真です。
あまりいいレンズで撮っていないので若干わかりにくいのですが、
船の上で火をたいていて、紐で鵜を携えて漁をしている様子がわかるかと思います。
伝統的な漁法ではあるのですが、現在ではショーとしての側面が強いようです。
例年夏前後の時期に行われ、この後紹介する今年の長良川の鵜飼は
5/11~10/15まで実施されています。
実際に見物してみた
見物する方法は二つです。
・観覧船に乗る
・川岸から眺める
観覧船に乗るのが一般的かと思いますが、川岸からでも鵜飼の迫力は伝わらないものの
遠くから眺めるのも違った風情があってよかったです。それぞれご紹介します。
観覧船
観覧船の場合事前に予約をされることをお勧めします、
私は当日突撃して空きがあったので入れてもらえましたが、行ってみて乗れなかったーとなると悲惨なので。。
予約はHPまたは電話からできます。
ぎふ長良川鵜飼
料金は3400円ほど。
観覧船はこんな感じです。
実際には何隻もとまっていて
観光客はそれぞれに振り分けられ観覧をします。
時間になると手漕ぎで鵜飼をやっている付近まで行き実際の鵜飼を観覧することになります。
主に鵜飼の観覧の種類は以下のようなものがあります。
- 狩下り…実際に鵜飼をしている船とぴったり併走して、鵜飼を観覧
- 付け見せ…実際に鵜飼をしている船の付近で低へくさせ、鵜飼を観覧
- 総がらみ…鵜飼をしている船が川に沿って横一列に並び鵜飼をしている様子を観覧。
混雑状況によって「狩下り」または「付け見せ」のどちらか一方を観覧し、その後「総がらみ」という流れになります。
私のときはちょうどお盆時期で混んでいたため、併走できる以上の遊覧船がいたため「付け見せ」と「総がらみ」となりました。
付け見せ
観覧船が出船すると少しだけ上流に上り船が停泊します。
その停泊した舟から川を下って鵜飼をしている様子を観覧します。
鵜飼をしている船が何船かあり、それが順に鵜飼をしていく様子を眺めることとなります。
実際こんな感じです。
運がよければ鵜が魚を咥えている様子が見られるらしいです。
この付け見せですがまず鵜飼の船が下っていき、
その後観覧船の逆側に回り川を上って鵜飼をしていきますので、
観覧船の前側か後ろ側に座れればそれなりに見えるのですが、
真ん中になってしまった場合かなり見にくいという欠点があります。
また、前後が取れても鵜飼の船からは距離があり、ちょっと見えにくいです。
先ほどの写真も前よりの席から一眼レフの焦点を割りと望遠側(104mm)で撮影した写真なので、肉眼だと少し辛いかもしれません。
実際にスタッフの方と話したときも空いているときであれば、
「狩下り」になるので近くで鵜飼の様子が見られ迫力がかなり違うとのことでした。
始まったばかりの5月ごろは割りと人が少ないらしくオススメめとのことです。
総がらみ
総がらみは、鵜飼のクライマックスに行われる漁法で
6隻(私が行ったときは1隻欠席だったのですが)の船が平行に並び鮎を浅いところに追い込みながら漁をしていく手法です。
先ほど付け見せで見た船が少しずれながら平行に並ぶため
暗い中で何隻もの船が火がともして川を下っている様子はなかなか幻想的です。
ただ、先ほどは1隻ずつゆっくり見られたのがこちらは一気に全部の船が動くのですぐに終わってしまいます。
総がらみが終わると船は停泊場に戻ります。
川岸から
鵜飼開催中に川岸から見ることもできます。
こちらの場合はもちろん無料です。
川岸から見た場合そこまでの迫力は期待できないのですが、
遠くにぼんやりと火を焚いた船が浮かんでいてそれを眺めている人がいる光景がなかなかよいです。
先ほどの総がらみなんかはこちらの方が遠くから見ている分かえって見やすいかもしれません。
見ている人が全くいないわけではないですが、
こちらは静かに見れるので、のんびりしたい場合などはオススメです。
また、繁忙期は2回鵜飼を実施するので、
一回は遊覧船に乗って、もう一回は川岸から見てみてもまた違った魅力が感じられるのではと思います。
周辺散策
鵜飼が始まる前後の時間で、周辺の散策で時間をつぶすこともできます。
昔ながらの街並みが残っています。
観光用のスペースだけでなく普通に住民が生活されている場所となっています。
このように銀行などがあったり、郵便局などもありました。
船乗り場の目の前には、休憩スペースもあります。
こちらの休憩スペースではお土産等の取り扱いや飲み物の提供があります。
そこで私が頼んだのはこれ。
モヒートです。
基本的に甘い飲み物嫌いなのですが、こちらは長良川サイダーを用いられて作られた
モヒートになっています(もちろんサイダーそのものの販売もあるのでお酒が苦手な方はそちらを)。
飲んだ感じは実際のモヒートよりやや甘みが強かったので、長良川サイダー自体が少し甘いのかも。。。
また、船着場のすぐ目の前には、岐阜公園があります。
岐阜公園からは岐阜城へと続くロープウェイやハイキングコースもあり、
昼~夕方は岐阜城、夜は鵜飼といった楽しみ方も可能です。